柔道整復師の働き方6選について解説

2023-06-21

柔道整復師は、様々な職業や場所で活躍することができます。

近年は資格取得試験が厳格化され、難易度の高い職種になりつつあります。

具体的にどのような仕事があるのかなど解説していきます。

 

柔道整復師とは?

柔道整復師は、日本の厚生労働省によって認定された国家資格です。

主に骨格や筋肉の障害や疾患の治療、リハビリテーションを専門とする医療従事者です。

身体の機能回復や痛みの緩和、運動能力の向上をサポートし、患者の健康と生活の質を向上させる役割を果たします。

 

整骨院における働き方|今と昔

柔道整復師は昔と今では働き方の違いがいくつかあります。時の流れによって時代は変化していくものですね。ここでは一部ですがどのように働き方が変化しているか事例を紹介していきます。

 

治療技術の進化

昔は柔道整復師の治療技術は限られていましたが、現代では医学や科学の進歩により、多くの新しい治療技術やアプローチが開発されています。例えば、最新のリハビリテーション機器やエビデンスに基づいた治療プロトコルなどが導入されています。

 

テクノロジーの活用

現代では、デジタル技術や情報技術の進歩により、柔道整復師の仕事においてもテクノロジーが活用されるようになりました。電子カルテの導入や患者管理システムの使用、テレリハビリテーションの実施などが例です。

 

 多様な職場環境

昔は整骨院や接骨院が主な職場でしたが、現代ではさまざまな職場環境が選択肢としてあります。病院やクリニック、スポーツチーム、企業の健康管理部門以外に、特定の人が店舗を構えず、複数の人が気軽に使えるシェアサロンなど、柔道整復師は幅広い場所で活躍しています。

 

継続的な学習の重要性

現代では、医療の知識や技術が急速に進化しているため、柔道整復師として働く際には継続的な学習が不可欠です。最新の研究や治療手法にアップデートし続けることが求められます。

最近では解剖学をVRで学べるツールもあります。

VRで学べる解剖学

患者中心のアプローチ

昔と比べて、患者中心のアプローチが重視される傾向があります。患者の個別のニーズや目標に合わせた治療計画の立案や、コミュニケーション能力の向上が求められます。

これらは一般的な変化の一部ですが、柔道整復師の働き方は時代と共に進化しています。最新のトレンドや技術に対応し、継続的な学習と成長を図ることが、現代で勝っていく手法の一つですね。

 

柔道整復師の働き方6選!

 

整骨院や接骨院

柔道整復師は、一般の人々やスポーツ選手などの患者に対して、骨格や筋肉の治療やリハビリテーションを行います。整骨院や接骨院での開業や勤務が一般的な選択肢です。

病院やクリニック

柔道整復師は、病院やクリニックでのリハビリテーション部門や整形外科などで働くこともあります。手術後のリハビリや怪我の治療を担当することがあります。

スポーツチームやトレーニング施設

柔道整復師は、プロのスポーツチームやアスリート向けのトレーニング施設で働くこともあります。スポーツ障害の予防やケガの治療、パフォーマンス向上のためのリハビリなどを担当します。

企業や健康管理施設

柔道整復師は、企業の健康管理部門や健康保険組合などで働くこともあります。従業員の健康管理や労働者の労働災害の予防、健康相談などを行います。

高齢者施設や介護施設

柔道整復師は、高齢者施設や介護施設でのリハビリテーションや健康管理を担当することもあります。高齢者の身体機能の維持や改善、転倒予防などに取り組みます。

請求団体やコンサルティング会社

整骨院を運営・開業する方に向けて開業支援や経営のアドバイスをする相談所があります。

 

 

いかがでしたか? 柔道整復師の場合、働き方に様々な選択肢がありますね。

しかし、仕事を選ぶ上で最も重要な事は、自身のスキルや興味、将来のキャリア目標を設計したうえで、どのように着地したいかが鍵です。

これらのことを踏まえ、次は年収アップのためにはどのような取り組みをすればよいか解説します。

別記事で平均年収についても触れています。くわしくは下記をご覧ください。

整骨院で働く柔道整復師と経営者の平均年収|年収アップの実現方法も

まとめ

柔道整復師の働き方は、様々な選択肢があります。

一方で整骨院の経営は競争が激しい事から、適切な情報収集や知識を得る事が年収を増やす鍵になっています。単純に儲かりたいからと相手の気持ちを考えずに経営をしても、長くは続きません。

あくまで患者様と治療家は対等である事や、どのような関係で成り立っているか?などを踏まえた上で真摯に取り組むことが大切です。

全国統合医療協会では、経営や開業に関するアドバイスや情報発信を、業界動向や経営スキルから総合的に考え提供することができます。お気軽にお問い合わせください。