【患者さんが来ない整骨院の悩み】 原因と集客について解説
目次
例えばこんなお悩みはありませんか?
・患者さんがなかなか来ない
・どのように取り組めば患者さんが来てくれるのだろう?
このようなお悩みを抱えている整骨院経営者の方や治療家の方も多いのではないでしょうか? 柔道整復師や整骨院の数が増加している今般、競合の数も増加したことで患者さんを確保するのが難しくなってきている背景があります。
患者さんが来ない背景
平成30年の段階で、全国には50,000件を超える整骨院が存在しています。特に東京や大阪などの都心部は数多くの整骨院が集中しているため、東京都と大阪だけで全体のおよそ4分の1に相当する13,000件もの整骨院があるということです。
平成20年の段階では、全国の整骨院の件数が35,000件であったことを鑑みると、10年で15,000件もの整骨院が増えていることが分かります。(参考:厚生労働省統計資料)
日本の人口は減少傾向にある一方で、整骨院の数は増え続けているため、当然のことながら患者さんの奪い合いが起こることになります。
実際、近年整骨院の閉院、患者様の来院数が減ったというところも少なくありません。では、患者様が減少する施術所は、どのような問題を抱えているのでしょうか。
安定した経営を目指すのであれば、患者さんの確保は優先順位が高いと言えます。 そこで今回は、患者さんが来ないという悩みを抱えている整骨院の経営者や治療家の皆様へ向けて、患者さんが来ない原因でよくある事例や、その対策方法を解説します。
患者さんが来ない原因
患者さんが来ない原因を理解することが第一歩です。よくある原因と対策として挙げられるのは、次の通りです。
施術のスキルが低い
施術スキルの低さが問題になっている場合は、スキルを高めるトレーニングを行い、基本のトークマニュアル等を用意してわかりやすく説明する能力を向上させましょう。
また、自費メニューの導入を検討し、患者さんにあった施術内容で満足度を高めます。
自らセミナーや勉強会に参加して、新しいスキルを身に着ける共に、スキルを見直しましょう。時間がないという方がいらっしゃいますが、時間は作るものですね。
また、なんとなく会話や施術説明をしていませんか?
・この施術をすることで、どのような改善が見込めるのか
・施術を続けるとどのようにメリットがあるか?などわかりやすく説明できるようなトーク力も重要です。
リピートにつながっていない
リピートにつながっていない場合、施術計画を患者さんに提示したり、居心地の良い院づくり、次回の予約獲得方法を仕組み化するなど、リピートを促す取り組みを行いましょう。
患者さんの来院回数の分析も重要です。一度来院した患者さんが、リピートしてくれていないというケースも聞こえてきます。リピート率に関する豆知識はこちら
せっかく新規の患者さんを獲得できても、次につながらなければ集客するために使った時間とお金、労力が見合いません。
施術スキルも治療家にとって重要なのは勿論の事、続けて通った方が良いと思わせるトークや取り組みが大切です。それには根拠のある施術計画の提案や、接客応対・居心地の良さ・メニューの充実などが重要です。出来る限り次回の予約を取得しましょう。
広告などのプロモーションが不足している
ご自身が経営する院の特性とターゲット顧客を分析し、適切な広告やプロモーションを選定します。地域や年齢層に合ったアピールを心がけましょう。
患者さん側の視点から気になる事は、治療が終わるまでどのくらいの期間がかかるのかという点です。いつまで通ったらいいのかがわからないと、費用面や通う頻度によっては不安になってしまうもの。
そのため、回答の仕方としては、具体的な数字を出してあげましょう。下記を参考にしてください
(作成:全国統合医療協会)
対策を立て分析する方法
原因が特定できたら、それに対する対策を考えましょう。
患者さんが来院する迄と継続している理由を知ろう
例えば、患者さんは必ずしも立地と料金だけで選ばれていないことが下記の集計からもわかります。
最終的になぜ患者さんが継続して通っているかというと、スタッフの人となりや印象が大きく左右されています。
(出典:PR TIMES)
分析が可能なレセコンシステムを導入しましょう
メディネスV3レセプトシステムを導入することで、顧客分析やマーケティングが効果的に行えます。自院の市場を正確に把握し、収益を増やすための戦略やマーケティングにおいて助けになります。
2023年秋に、レセプトシステムであるメディネスプロにマーケティングとリサーチ機能を追加し、バージョンアップした”メディネスV3”をリリースしました。
今後の整骨院経営は、保険療養費以外の収益を生み出す力が必要不可欠。リピート率を高めたり、自費診療での収益を増やしたりすることが求められますが、そのためには入念なリサーチとマーケティグをしなくてはなりません。
今までCRM(顧客情報機能)を導入したことがあるという方もいらっしゃると思います。
マーケティング戦略とリサーチを支えられるメディネスV3を導入することで、今後の整骨院経営を成功に導く効果が期待できるでしょう。
メディネスプロについてはこちらをご覧ください。全国統合医療協会では治療家の皆様のニーズに可能な限りお応えできるために、自社の開発製品に限らず、取り扱いが可能なレセコンについても豊富にご案内しています。
レセコン導入支援
情報収集におすすめのツール3選
本
実際に施術をしている体験者の思想をまとめている事が多いので、読者の視点と近い場合が多くあります。
(出典:amazon公式ホームページ)
セミナー
全国統合医療協会では、集客方法や整骨院の経営に係るセミナーを開催しています。
https://zenkoku-iryo.com/seminar
SNSやインターネット等の情報収集
知りたいキーワードをインターネット検索エンジンに入力すれば、気軽にYouTubeなどでご覧いただく事も可能です。
ただし、情報量が多すぎて適切な情報を得られなかったり、個人の意見に依存する場合も多いため、注意が必要です。
整骨院におけるSNS集客について詳しくは下記も参考にしてください。
整骨院の集客に有効なSNS6選|運用を成功させるためのポイントも
治療家同士情報共有しましょう
リアルな情報程強みのあるものはありません。
自分だけが持っている視野では、そもそも調べる事もないためです。治療や経営で忙しい毎日を送っていると、休みの日まで同業者と会うことが億劫になる事もあると思いますが、
適度な距離を保ちながら情報交換できると良いですね。
まとめ
整骨院の患者数を増やすためには、患者さんのニーズを理解し、それに合った対策を講じることが不可欠です。患者さんの信頼を得るためには、スキル向上や説明力の向上、効果的なプロモーションなどが重要です。整骨院経営の成功に向けて、継続的な努力と改善を行いましょう。
人間の本質として営業トークではなく、その人に寄り添った対応をすることで、おのずとリピーターや集客について効果が期待できます。
物事のゴールは何か?相手は何を求めているか?を設定したうえで、日々対応を行う事が、今後ご自身の経験や実績にもなると思います。
全国統合医療協会では、レセコンの提案のほかに集客にまつわるポイントや、療養費請求代行サービスを提供しています。
治療家の皆様が施術や経営に集中できるためのサポートをさせていただいております。開業や請求代行を検討している方・団体移行をお考えの方は是非お問い合わせください。
集客に関する豆知識はこちら
この記事の監修者