【鍼灸整骨院開業インタビュー】鍼灸師として整骨院を開業した山本さんの事例

協会:山本さん、お時間いただきありがとうございます。本日は宜しくお願い致します。

山本さん:こちらこそよろしくお願いします。狭い業界なので少しでも参考になれば。鍼灸師として開業するまでに大変だった事。やってよかった事をお話しします。

~開業事例~ 山田さんの整骨院開業ストーリー~

これまでの経歴と現在

山本さんは鍼灸師として10年のキャリアを持つベテランです。彼は鍼灸の技術と知識を深める一方で、患者さんのニーズに応えるために、鍼灸整骨院の開業を決意しました。

山本さんは、30代の男性で、鍼灸師として10年間の経験を積んできました。独立して自分の整骨院を開業することを決意し、半年間の準備期間を経て無事に開業する事が出来ました。

現在は開業して半年経過しています。

 計画した事と準備について

市場調査

まず、物件が決まる前段階で、地域の市場調査を行い、競合他社の整骨院や整体院の数と評判を分析しました。なるべく人通りのある場所や、住宅街、会社帰りの層を取り込めるように考えました。

物件が決まった後は、患者さんの需要や好みを理解するために、初診時のカルテを工夫したり、口コミ投稿の特典を用意して、患者さんに選ばれるための計画をして実行しました。

資金調達

自己資金だけでなく、銀行からの融資を受けるためにビジネスプランを作成しました。プランに、予算、収益予測、マーケティング戦略を詳細に記載しました。

書き方は全く分からなかったので協会経由で作成しましたが、計画は自分である程度構想があったのでスムーズにすすめられたと思います。

管理者研修に係る手続き

鍼灸整骨院を開業するためには、実務経験の要件をクリアした後、管理者研修を受講する必要があります。勤務している時からいずれは開業したいと考えてたので、早く開業したいと思っている人は実務経験の期間についてしっかり確認した方が良いと思います。

保健所厚生局の手続き

保健所への届け出と厚生局への手続きが必要です。届け出の月日を間違えると保険請求できない事があるので、これは聞いてやってもらった方が早いですね。

間違えて届出してて請求してみたらこの日は請求できないとかは嫌なんで。

店舗選び

交通の便が良く、駐車場が完備されている場所を選びました。

患者さんがリラックスできるよう、広々とした待合室と治療室を設けました。

鍼灸整骨院の開業後どのような計画をしているか

鍼灸整骨院を経営する為には、いかに患者さんに選ばれるかが鍵です。山本さんには集客面を中心にお話しています。

集客面について工夫した事は?

サービスの受け皿を増やす

鍼灸施術に加え、マッサージなど幅広いサービスを提供できるようにしました。患者さんの症状やニーズに合わせたオーダーメイドの治療プランを作成しました。

地域のイベントに参加する

地元のイベントや健康セミナーに参加し、地域で知名度を上げる取り組みをしています。

お年寄りや地域の方と話していると、気に入れば口コミで来てくれますよ!

僕は訪問鍼灸もやっているので、自宅に来てくれるのを喜んでくれるご家族に対してすごくやりがいを感じますね。

プロモーションとマーケティング

SNSを活用し、整骨院の情報や健康に関する豆知識を定期的に発信しました。自宅でできるセルフケアなんかは喜ばれますね。

Web集客に関しては、口コミを促進するために初回無料キャンペーンや紹介制度を導入しました。初診でお試しだけだと次は来てもらえなかったりするので、次につなげる事を取り組めば患者さんの状態もずっと見ていけると思います。

患者さんとの信頼関係を構築する

初診時に詳しいカウンセリングを行い、患者さんの悩みや希望を丁寧に聞くようにしています。定期的なフォローアップを行い、治療の効果を確認しながら適切なアドバイスをしています。

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開業まで大変だった事と協会のサポートで助かったことは?

開業までに特にこれは大変だった事についてお話お願いします。

資金調達の難しさ

鍼灸整骨院開業にあたって、最大の課題の一つは資金調達でした。僕は鍼灸師としての収入をコツコツと貯めていましたが、それだけでは開業資金としては不十分でした。そこで協会に相談したところ、ビジネスプランの作成をサポートし、銀行からの融資をスムーズに受けられるよう手続きを助けてくれました。協会が推奨する専門家のアドバイスを受けれたので、無事に必要な資金を確保することができました。

※銀行から融資が通らず、機器の購入ができない方はこちらからお問い合わせください。

立地選び

整骨院の立地選びが重要な課題でした。適切な場所を見つけることが、患者さんの来院に大きく影響します。協会は、競合他社の分析を行うとともに、適切な立地の選定をサポートしてくれました。交通の便が良く、近隣に競合が少ないエリアに鍼灸整骨院を開業することができました。

 内装と設備の選定

鍼灸整骨院の内装や設備選びも大変でした。特に、僕の場合は保健所の決まりも考えながらいかに患者さんがリラックスできる環境作りができるかに重きを置いていました。あとおしゃれなのが好きですね(笑)協会は様々な医療機器メーカーの中からコンセプトに合った機器を紹介してくれたので、相談しながら最適な設備とデザインを選ぶことができました。

まとめ

開業から半年で、地域で評判となり、多くの患者さんが訪れるようになりました。山本さんの誠実な対応と施術技術が評価され、リピーターや紹介による新規患者さんがきています。現在では、スタッフを増員し、さらに多くの患者さんに対応できるように事業を拡大しています。

山本さんの成功の鍵は、市場調査を基にした具体的な鍼灸整骨院の開業準備や幅広いサービスの提供。効果的なマーケティング戦略や患者さんとの信頼関係の構築にありました。様々な要素を組み合わせることで、鍼灸師としての経験を活かしながら、鍼灸整骨院こ開業を成功させることができました。

この記事の監修者

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中村 崇男

昭和44年東京生まれ。昭和63年都内整骨院を勤務し、東京柔道整復専門学校を卒業後、平成23年一般社団法人全国統合医療協会を設立。鍼灸師・柔道整復師の社会的地位と健康医療福祉の更なる向上を目標に幅広い分野で活動中。
一般社団法人全国統合医療協会理事長
公益財団法人明徳会清水ヶ丘病院理事長