【整骨院のEMS】基本編 導入時の注意点と流れ|おすすめ商品の解説と体験者の声について
目次
そもそもEMSとは?
EMSとは、″Electrical(電気的) Muscle(筋肉) Stimulation(刺激)″の頭文字をとった略称です。
簡単に説明すると、″電気刺激によって筋肉を強制的に動かす機器″です。
手技では届かなかった深部にまで通電し、無理な運動で身体を消耗させることなく、狙った筋肉を効率よく動かせます。
骨格・筋肉の専門家である整骨院だからこそ、より効果的にアプローチをして鍛えることができます。
患者さまの痛みや不調の解決のために、重要な姿勢調整の目的にインナーマッスルを効果的に鍛えられるEMSは、相性がいいと言えます。
では、整骨院にEMSを導入する際、何を重視すればよいのでしょうか。今回はEMS導入の際に注意点やおすすめの製品についてご紹介したいと思います。
整骨院でEMSを活用するお悩みと症状
整骨院へ来院される患者さまの代表的なお悩みはこんな症状です。根本原因に姿勢が関係していることが考えられます。
姿勢が正しくないと、日常生活や筋力不足で何気なくする動作から、歪んだりずれたりすることがあります。
悩んでいるのはこんな状況と症状の人が多い
インナーマッスル(いわゆる姿勢保持筋)の筋力が低下しやすく、体のどこかに不調をきたすことがあります。
※インナーマッスルとは、筋トレでは表層筋だけしか動かしづらく、自分では鍛えることが難しい筋肉です。
EMS導入時に注意すべきポイント
【整骨院向けのEMS】と言っても様々な種類があります。
最近の整骨院向けEMSは、機能的な違いはさほど大きく変わりはなく、選ぶのに悩んでいるという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
また、導入したけれどうまく活用できていないという方もいらっしゃると思います。
そこで今回は、EMS導入時に注意すべき4つのポイントについて解説します。
コンセプトにあう機械を選ぶこと
EMSを選ぶ時のポイントは、その機械があなたの院のコンセプトや提供したいサービスにあっているかということです。
痛みの緩和、姿勢の調整、筋力トレーニング、リラクゼーションなど、様々な目的に合わせ選ぶ必要があります。
そこで重要になってくるのが「周波数」です。周波数の違いにより、深部への到達度や痛みの強さが変わります。
EMSには、主に低周波、中周波、高周波の3つの周波数がある
施術所のコンセプトやサービス内容に合わせ、最適なものを選びましょう。では、それぞれの周波数について詳しく見ていきたいと思います。
低周波
低周波とは、0.1Hz~1,000Hzのものを指します。
周期が比較的大きく太い波を描きます。長い振動や波のことを指します。
特徴としては皮膚表面で抵抗を受けるため、ピリピリとした痛みを感じることがあります。
皮膚抵抗が強いため、通電は皮下数mmしか入らず、ごく浅い部分のみが筋肉運動を引き起こします。
整骨院では低周波のEMSが比較的多く用いられています。
肩こりの解消、マッサージ効果、筋肉疲労回復、痛みやしびれの緩和、血行促進などが期待できます。
中周波
中周波は、1,000Hz~10,000Hzの周波数のものを指します。
低周波よりも振動や波の周波数が高く、高周波よりも低い範囲の波を指します。
皮膚抵抗が少なく、通電は皮下2~4cmに及びます。
皮膚抵抗が少ないため、筋肉運動が引き起こりにくくなります。鎮痛・鎮静作用、血行促進、筋緊張の緩和、関節の可動制限の緩和などが期待できます。
高周波
高周波は、10,000Hz以上の周波数を指します。
低周波、中周波と比べても電気の波が細かく、皮膚抵抗もほとんどありません。通電の深さは皮下15~20cmと深層部まで届きます。筋肉運動はほとんど起きず、皮膚抵抗も少ないため、ピリピリとした痛みなどは感じづらくなります。鎮痛作用、消炎作用、代謝機能の促進、体力回復、しびれ・麻痺の緩和などが期待できます。
複合高周波
複合高周波は、1~500,000Hzの周波数を指します。
皮下15cm以上にまで通電し、筋肉運動を引き起こす低周波と、皮膚抵抗が少なく深部まで到達する高周波を同時に体内に取り込むことで、深部のインナーマッスルに働きかけます。
その他の基本用語についてはこちら
科学的根拠を確認すること
どれだけ優れていると謳われている製品であっても、根拠が必要です。
EMSに謳われている効果・効能が本当に裏付けのあるものなのか、臨床現場での実験結果などから客観的な情報収集を行いましょう。
臨床試験の文献や学術論文については、国立情報学研究所が運営する「CiNii(NII学術情報ナビゲータ[サイニィ])」といったサイトで検索することができます。
例えば「複合高周波」というワードで検索すると、症例報告や臨床報告・論文などの学術情報データベースの中から関連のある文献を閲覧することができます。
購入前に体験すること
EMSについては、操作が不慣れだと難しかったり、うまく使いこなせないというケースも少なからずあるようです。
そうならないためにも、EMSを導入する前には問い合わせやデモを行うなどして、実物に触れて使い心地を確認しておきましょう。
操作方法だけでなく、自らが体験者となってどのように感じるかやパッドの貼り心地など、患者さんの立場から気づく体感をしておくことも大切です。
また、施術者だけでなく、受付スタッフも操作ができると、患者さまが立て込んでいる際に全員で協力し合うことができます。
EMSは、導入してからがスタートです。患者さまに適切に提供していくためにも、操作方法はもちろん、注意点や紹介方法など、施術所でスムーズに運用していくための知識を身につけておく必要があります。
全国統合医療協会では、複合高周波EMS【ELbio】の体験デモを随時開催しています。
このデモでは【ELbio】の体験に加え、売上を作る仕組みや患者さんとの会話についてもご提案させていただきます。どのEMSにすべきか悩まれている方はぜひご相談ください。
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導入事例を収集すること
EMSを導入する際大切なことは、導入事例があることです。同じEMSを使用している方の状況が把握でき、さらには活発に情報交換ができる場があれば、その後のEMS戦略のヒントを得られる可能性が広がります。
これからEMSの導入を検討されている方やすでにご利用の方へ向け、失敗事例や成功事例を交え、信頼性のある情報をいち早くお届けします。
また、そのEMSの新たな活用方法が日々開発されていることも重要です。進化を感じさせ、患者さまへの提案イメージが広がるEMSを選ぶことをお勧めします。
全国統合医療協会のEMS【ELbio】は、信頼の販売実績と数々のエビデンスがあります。
おすすめのEMS【ELbio】
Elbioの特徴
複合高周波を用いたEMSです。
30分で9,000回の筋収縮運動を引き起こし、深さ20㎝のインナーマッスル(深層の筋肉)まで電気信号が届きます。
複合高周波は、インナーマッスルとアウターマッスルを同時に鍛えることができます。
市販のEMSの多くは低周波です。業務用のEMSは中周波や高周波のものが多く見られますが、高額なものが多いことも事実です。
製品に関しては、“高周波を選べばよい”という単純な話ではありません。「どのような患者さまにどのような効果を提供したいか」を具体的に思い浮かべながら選定することが大切です。
ELbio体験者の声
初めてEMSを使いました。
私は施術者や資格者ではないので、患者さんとしての目線でお話させていただく事になると思います。
元々機械の施術を受けたことがないので、EMS自体知らない状態で、深い場所にある筋肉を鍛えると言われても、正直最初はイメージがわきませんでした。
実際に試してみると、おなかの内部に振動が伝わってきた事に驚きました。インナーマッスルは自分自身ではなかなか鍛えられないと聞いたことがありますが、自分自身も普段の運動だけでは痩せたり、目に見えて鍛えられるほど身が引き締まらず、大きめの服を着て逃げていました。
運動とは別にEMSを使ったメニューを利用して、これからは美容と健康の為にも自分の身体と向き合いたいと思いました。痛みは全くないので体型の変化が楽しみです。
※個人の感想であり、その効果効能を保証するものではありません。
Elbioは公式インスタグラムにて、動画でわかりやすく解説しています。
(出典:全国統合医療協会公式インスタグラム)
EMS導入までの流れ
EMS導入までの流れについてご紹介します。
整骨院においてEMSの導入準備開始から実際に導入するまでの全体的な手順とスケジュールは、下記の通りです。
※参考例です
(作成:全国統合医療協会)
STEP1:資料請求
気になるEMSについての資料を取り寄せます。資料では、操作方法や周波数はもちろん、臨床結果や導入事例の有無をチェックしましょう。また施術所に置いた際のサイズをイメージできるよう、院内の設置例がわかる写真があればベストです。導入前の体験会やデモ機貸し出しの有無も見ておきましょう。
→複合高周波EMS【ELbio】の資料請求はこちら
STEP2:体験セミナー、訪問デモへのお申し込み
EMSを実際に体験してから購入を考えたい方のために、担当者が訪問するかたちの実演、デモ機貸し出しなどへ申し込みます。
→導入前の訪問デモ申込はこちら
STEP3:お申し込み
EMSを体験し、納得できると判断できれば、購入の申し込みに進みます。見積書や注文書が手元に届きます。
STEP4: お振り込み
銀行振込、またはリースやローンでの支払いを行います。銀行振込の場合は、販売会社から請求書が送られます。リースやローンの場合は融資審査が必要になります。
STEP5:EMS受け取り
EMS本体と共に、取扱い説明書が届きます。初期不良がないか、備品は足りているかをチェックしておきましょう(送る前にメーカー検品は済)
全国統合医療協会のEMS Elbioの場合は、EMS発送時に初期セットを郵送しています。取扱い説明書の他、運用マニュアル、トークマニュアル、体験動画や、患者さまへお渡しいただくためのツールなどが同梱されています。
STEP6:EMS導入研修
Elbioの場合は、製品受け取り後に導入研修も実施しています。
担当者が施術所へ訪問し、スタッフ様も交え操作方法や患者さまへのご紹介方法をご提案します。
STEP7:販売開始
操作方法などをマスターできれば、患者さまへの販売を開始します。販売開始まで、おおよそ1~2週間程度です。
まとめ
EMS導入時に注意すべき4つのポイントについてご紹介しましたが、大切なことは、自院のコンセプトやメニューに合ったものを選ぶということです。どのような患者さまに提供したいのかを明確に浮かべながら選定し、科学的根拠を確認した上で、操作性や使用感を自ら体験し、すでに導入している人の事例を数多く見ておくことです。
そして、導入して終わりではなく、導入後も操作方法やEMSを使った運営に関する手厚いフォロー体制があり、新たな活用方法が日々開発されていることも重要です。
「価格が安いから」「人気があるから」という理由だけで選ばず、スタッフの意見も取り入れながらじっくりと見極めていきましょう。
この記事の監修者