整骨院リブランディングという選択しー’’選ばれる整骨院’’になるために、いま見直しておきたいこと

整骨院リブランディングという選択しー’’選ばれる整骨院’’になるために、いま見直しておきたいこと

1.はじめに

 「どこも似たような整骨院?」って思われてない?

「整骨院って、正直どこも似たり寄ったりじゃない?」
そんなふうに言われた経験、ありませんか?

技術には自信があるし、患者さんともちゃんと向き合っているつもり。だけど、新規がなかなか来ない。

リピーターが定着しない。SNSを頑張ってみたけど、反応はいまいち…。
そんなモヤモヤを感じているなら、一度立ち止まって“整骨院の見え方”を見直してみるタイミングかもしれません。

そのためのヒントになるのが、「リブランディング」という考え方です。

2.リブランディングって、むずかしくない?

リブランディング」と聞くと、ちょっと大げさに感じるかもしれません。
でも、実はそんなに堅苦しいものではなくて、『自分の整骨院らしさを、ちゃんと伝わるように整える』ということ。

たとえば、こんな悩みがある方にはぴったりです。

・院の方向性がなんだかぼんやりしてきた
・新しい患者さんの数が伸び悩んでいる
・自費メニューが伝わりづらい
・発信する内容に自信が持てない
・最近来る患者さんが、理想のターゲットとズレている気がする

こういうとき、SNSの投稿内容を変えるとか、看板を新しくするとか、表面的な対策に走りがちです。
でも、ほんとうに大切なのは、「どんな整骨院でありたいか」「誰に来てほしいか」という“”をしっかり持つこと。

リブランディングは、その軸を見つけ直すための、とてもいいきっかけになります。

3.整骨院のリブランディングに使える5つの視点

① 来てほしい“ひとり”を思い描く

誰に来てほしいか、きちんとイメージできていますか?
年齢、性別、職業、ライフスタイル、悩み…できるだけリアルに、まるでその人が目の前にいるかのように思い描いてみましょう。

たとえば、「育児中で肩こりに悩んでる30代のママさん」。
この方が見て「ここに通いたい!」と思う整骨院って、どんな雰囲気?どんなメニュー?どんな言葉で伝えれば、ピンとくる?

“たくさんの人に来てほしい”よりも、“この人に届くように”を大事にすると、結果的に選ばれる院になっていきます。

② 見た目、ちゃんと整ってる?

院の外観、内装、スタッフの制服、ホームページ、SNS…
ひとつひとつは些細なことかもしれませんが、全部合わせて「この院って、どんなところ?」という印象になります。

たとえば、HPはおしゃれなのに、院の中はちょっと古びて見える…とか。
SNSでは柔らかい言葉を使っているのに、実際は無機質な対応をしてしまっている…とか。
そういった“ちぐはぐさ”があると、患者さんに違和感を与えてしまうことも。

逆に、見た目や雰囲気に統一感があると、「ここ、安心できそう」って思ってもらいやすくなります。

③ メニューの構成を見直してみる

治療内容やメニュー、最近しっかり見直しましたか?
整骨院って、保険と自費のメニューが混在しやすいので、患者さんから見ると「何を受ければいいのかわかりにくい」という声も多いです。

「これは誰向けのメニューなのか」「どんな悩みに対応しているのか」
それをちゃんと伝えることで、選びやすく、価値も伝わりやすくなります。

特に自費メニューは、あなたの整骨院らしさを表現する大切なパート。
値段の安さよりも、「この施術で私はこう変わるんだ」とイメージできることの方が大事なんです。

④院の“想い”をちゃんと伝えよう

リブランディングの大きなポイントが、「院の想いを届けること」。

・なぜこの場所で開業したのか
・どんな患者さんに寄り添いたいのか
・治療にどんな信念を持っているのか

こうした想いって、普段のやり取りではなかなか伝わりませんよね。
でも、ホームページやSNS、ブログなどを使えば、自分たちの言葉で届けることができます。

いまは“共感の時代”。
患者さんは「どんな人がやっているか」「どんな考えを持っているか」に強く反応します。
想いを言葉にすることは、立派なブランディングの一部なんです。

⑤地域とのつながりをつくる

整骨院は地域の中にあるものだから、周囲とのつながりはとても大切です。

たとえば、

・近くの学校や部活と連携する
・スポーツ大会やイベントにブース出展してみる
・高齢者施設で体操指導をしてみる
・地元のマルシェやママ向けイベントに出店してみる

こうした活動は、一見“治療と関係なさそう”に見えて、院の信頼感や親しみやすさをつくるチャンスになります。

4.リブランディング=大改造じゃない

ここまで読んで、「なんだか大変そうだな…」と思った方もいるかもしれません。
でも大丈夫。リブランディングは“全部を変えること”ではありません。

むしろ、「うちの良さって何だろう?」を見直して、それをどう伝えるかを整えることなんです。
いま持っているものを、より良く見せるための工夫。だから、明日から少しずつ始められます。

5.おわりに

 あなたの整骨院は、ちゃんと伝わってる?

技術も、接客も、一生懸命やってる。
だけど「なんか伝わってない気がする」——そんなときこそ、リブランディングのタイミングです。

“整骨院の個性”って、たくさんあります。
先生の想い、院の雰囲気、来ている患者さんの層、得意な分野……
そのひとつひとつが、ちゃんと届けば、「ここに通いたい」と思ってもらえるはずです。

あなたの整骨院の魅力、もっと伝えていきましょう。
リブランディングは、未来の自分への応援です。

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この記事の監修者

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中村 崇男

昭和44年東京生まれ。昭和63年都内整骨院を勤務し、東京柔道整復専門学校を卒業後、平成23年一般社団法人全国統合医療協会を設立。鍼灸師・柔道整復師の社会的地位と健康医療福祉の更なる向上を目標に幅広い分野で活動中。
一般社団法人全国統合医療協会理事長
公益財団法人明徳会清水ヶ丘病院理事長