【整骨院の返戻対策】レセプト返戻を極力ゼロにする3つの鉄則|摘要欄の書き方と再請求マニュアル
2026.01.23

目次
返戻を限りなくゼロにする「3選!」
返戻は「運」ではなく、明確な「不備」です。以下の3つの鉄則を守るだけで、返戻の9割は未然に防げます。

【返戻対策の3選!】
- 入口の徹底(5W1Hの明確化)
- 「いつ・どこで・何をして・どうなった」が曖昧な負傷原因は、100%返戻対象になると心得る。初検時の問診でこれらを完全に言語化する。(もしくは原因を網羅できる問診表を導入する)
- 整合性の確保(負傷名=施術内容)
- 負傷原因と負傷名、そして施術内容に医学的な整合性があるか。「単なる肩こり」に見える記載になっていないか確認する。
- 守りの摘要欄(ストーリーの記述)
- 長期・頻回施術になる場合、審査側が納得する「やむを得ない理由」と「治癒への(施術)計画」を摘要欄で語る。
この3点を仕組化することが、最短のキャッシュフロー改善(返戻対策)策です。次章より、具体的な実践方法を解説します。
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【1. 基礎知識】返戻と不支給の違い
- 返戻(へんれい)とは: 記載不備や確認事項があり、一旦戻されること。修正すれば再請求可能。
- 減額・不支給とは: 請求そのものが認められないこと(決定事項)。
- なぜ対策が必要か: 入金が数ヶ月遅れることによる「黒字倒産」のリスク回避。
参考リンク:全国健康保険協会:療養費の支給基準について

【2. 原因分析】返戻理由ワースト3と具体的対策
現場で頻発する返戻理由をランキング形式で紹介し、表を用いて対策を提示します。
見出し:なぜ戻ってくる?返戻理由ワースト3
【表:返戻理由と具体的対策】
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順位 |
返戻事由(よくある指摘) |
現場でやるべき具体的対策 |
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1位 |
負傷原因の不明確・単なる肩こり腰痛の疑い |
【5W1Hの徹底】 |
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2位 |
長期・頻回施術(3ヶ月超、月10回超など) |
【摘要欄の活用】 |
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3位 |
事務的な記載ミス・保険証情報の不一致 |
【資格確認のルーチン化】 |
【3. 実践テクニック】審査を通す「摘要欄」の書き方テンプレート
最も難易度が高い「長期理由」について、そのまま使えるテンプレートレベルの例文を提示します。
見出し:返戻を防ぐ「摘要欄」の書き方|長期施術・頻回施術編
- 審査員の視点: 審査員は「本当にまだ治療が必要なのか?」「マッサージ代わりにしていないか?」を疑っている。
- 書くべき3要素:
- 残存症状(まだ何が痛いのか)
- 施術の効果と計画(良くなっているのか、あとどれくらいかかるか)
- 日常生活の支障(治療しないとどう困るか)
【OK例文 vs NG例文】
- ❌ NG例: 「疼痛緩和のため施術継続。」(具体性ゼロ)
- ⭕ OK例: 「歩行時の左膝荷重痛が残存しており、階段昇降に支障があるため。前回比で可動域は改善傾向(〇度→〇度)にあるが、日常生活動作の完全回復まであと〇週間程度の加療と筋力訓練を要する見込み。」

【4. 業務フロー】返戻・再請求の処理手順
実際に返戻が来た時のマニュアルです。
- 返戻付箋の解読: 事務的な指摘か、医学的な指摘かを分類。
- 患者確認: 転医や受診日の確認が必要な場合は患者へ連絡。
- 再請求(月遅れ請求): 修正し、翌月のレセプトとセットで提出。
【5. まとめ】攻めの経営は「守り」から
- 返戻対策は、事務員だけでなく柔道整復師全員の責任。
- 「3つの鉄則」を守ることで、レセプト枚数が増えても入金サイクルは安定する。
- まずは今月のレセプトから「摘要欄」を見直してみましょう。
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