【最新版】柔道整復師の就職と開業|新卒の就職活動年間スケジュールと働き方について解説

2024-03-18

整骨院で働く柔道整復師の国家資格試験は、毎年春頃に行われています。近年治療院業界では、良い人材確保を行うために早期内定の動きが早まっている傾向があります。

整骨院業界では働き方の多様化がすすんでいるため、企業も採用活動に力を入れているのが現状です。今回は学生さん向けに、企業と採用活動までの流れと、開業を見据えた働き方や準備についてポイントを解説します。

柔道整復師などの国家試験受験者数と合格率の推移

柔道整復師などの国家資格は、受験者総数が4,521名で、合格者数は2,244名。合格率は49,6%でした。受験総数のうち、新卒の受験者数は3,201名で、合格者数は2092名。合格率は65,4%に対して、既卒では受験者数が1,320名。合格者数は152名と少なく、合格率も11,5%です。

近年資格を習得する難易度が上昇している為、これから試験を受ける人数の割合や合格率を知ったうえで勉強に取り組むと、目標設定がしやすいですね。

※データは2021年時点の集計データです。

柔道整復師の就活を始めるタイミング早見表

柔道整復師の採用活動に関して、近年は企業側の競争が激化しているため、採用される側も準備が大切である事が予想されます。初めての就職活動については、具体的に流れを知ったうえで取り組みを行うのがスムーズでしょう。

下の表に、学生・企業・学校のおおよその動きを表にしています。参考にしてください。表にある通り、学年が上がった新学期から企業の採用活動は始まっています。春休みなど隙間時間を活用して求人のリサーチや就職活動イベントに参加するなどしておくと安心ですね。

(作成:全国統合医療協会)

※あくまで一例です

理想は春から夏休み中に内定を獲得!

柔道整復師になる事を目標として、学校に通っている期間はあくまで国家資格習得や学業中心である事が前提の為、優先順位として夏休みまでに内定を獲得できると試験対策に集中できるためおすすめです。

一般職と同じように、治療院業界も年内での早期内定の動きがあります。多数の企業は採用人数を確保するために、積極的に新卒採用を行う治療院や企業も年々増加傾向にあります。

企業も採用枠が決まっている

企業側は何人採用したいかを決めています。春先から夏にかけてこれから内定を出していくという状態での選考は内定が通りやすいというのもメリットです。

何事も早めに動けるかがポイントになりそうですね。

卒業後に困る事3選

無事国家資格を取得して卒業をしたら、多くの柔道整復師の方が整骨院で働くことになると思います。ここでぶつかる最初の課題は、どのような事なのでしょうか?一つ一つ紐解いていきます。

学校では教らない現場の決まり

学生時代は勉強に集中していたため、アルバイト経験がなく就職してから初めて整骨院で働く方も多くいらっしゃると思います。

学校では解剖学や生理学は学べますが、整骨院の現場で実際にどのように働くかやオペレーションマニュアルは具体的には教えてもらえません。経験を積む上で、学んでいきましょう。

治療技術は継続して学ぶ必要がある

卒業したら継続して教えてもらえないのは、治療技術のための勉強ではないでしょうか。研修制度が充実していると言い切れる整骨院は多くはありません。

ご自身でも学べる場所を見つけておくとよいでしょう。興味のある方は、開業したらどのようなセミナーや知識が必要かこちらをご覧ください。

レセプトの具体的な請求方法

患者さんの施術をしてレセプトの作成を行いますが、この患者さんの施術に対して請求の仕方はれどうすればよいか等、学校を卒業した後は教えてもらえません。

私たちのような請求の専門家に相談していただくと、返戻のレセプトがいつの間にか溜まってしまうという事をあらかじめ避けられます。

開業を見据えた働き方のすすめ

働いて経験を積みつつ、患者さんから信頼を得られたら、ご自身で開業を検討するのも一つの手段です。ずっと従業員として働き続けても、収入を上げる手段は限られています。

注意点としては、実際に開業するまでと開業した後に、一人従業員の整骨院では目の前の事に追われるため、あらかじめ経営相談できる開業サポートの場所を決めておきましょう。

開業は経営の始まりのスタートでもあるため、開業してはみたものの準備不足で閉院に至るというような事がないようにしましょう。

開業無料相談ならお任せください

私たち全国統合医療協会では、整骨院の開業に関する支援をしています。請求代行サービスでは、各保険者毎の入金をまるっと管理し、早期入金をする事で経営に対するサポートをしています。

例えば、最初の開業にほとんどの方が利用する創業計画書の書き方などについてサポートします。

【整骨院向け】創業計画書の作成におけるポイント

その他のサービスについてはこちらをご覧ください

開業・運営支援

まとめ

柔道整復師の就職活動をするうえで、早めに行動するメリットとポイントとは何か?卒業した後困る事や解決策をご紹介しました。患者さんが継続して治療に通いやすいように、レセプトは正しく作成して請求しましょう。

レセプトは、ただ単に保険者に請求すればよいというものではなく、返戻に対する再請求などの知識も必要です。

私たち全国統合医療協会では、請求代行を専門とするサービスや開業支援を無料で行っています。開業するための手続きや書類の代行なども無料でサポートしていますので、お気軽にご相談ください。