整骨院の開業に必要な消耗品・備品リスト|使用場所別に徹底紹介!

2025.12.25
整骨院の開業に必要な消耗品・備品リスト|使用場所別に徹底紹介!

整骨院を開業する際には、施術環境や顧客対応を整えるためにさまざまな物品が必要です。消耗品や備品が不足していると、スムーズな運営や衛生管理、顧客満足度の向上に支障をきたすおそれがあります。そのため、開業準備の段階で必要なものを整理しておくことが重要です。

特に消耗品や備品は、玄関や待合室、施術室、スタッフルームなど使用場所ごとに種類や数量が異なります。これらをあらかじめ把握し、購入計画を立てることで、無駄なコストを抑えつつ効率的な開業準備が可能になります。

そこで今回は、整骨院開業時に必要な消耗品・備品を使用場所別に詳しく整理し、リスト形式で紹介します。どの場所に何を揃えるべきかを知りたい整骨院経営者は、ぜひ参考にしてください。

1. 【整骨院開業】消耗品・備品を揃える流れ

整骨院を開業する際には、各種手続きや許可取得だけでなく、院内の設備や備品を整え、診療や運営がスムーズに行える環境を準備することが不可欠です。

消耗品や備品は、 施術に直接使用するものから受付や待合室、スタッフルームで必要となるものまで多岐にわたります。 必要なものをあらかじめ整理し、揃えておくことで、開業初日から滞りなく業務を開始でき、顧客対応や衛生管理にも支障が出ません。

そこでまずは、整骨院の開業後に消耗品・備品を揃える際の基本的な流れを、2つのステップに分けて詳しく解説します。

1-1. STEP(1)必要な物を場所ごとに書き出す

まず、院内の各エリアごとに必要な消耗品や備品をリストアップしましょう。

玄関、受付・待合室、トイレ、施術室、スタッフルームなど、場所ごとにしっかり分けることで抜け漏れを防ぎやすくなります。

必要な物品・備品を書き出す際には、 用途や使用頻度を意識したうえで「毎日使う消耗品」や「定期的に補充が必要な備品」などとカテゴリ分けをしながら整理するとより効率的 です。

1-2. STEP(2)書き出した物の数量と購入先を整理する

次に、リストアップした物品の必要な数量を明確にし、購入先を整理しましょう。

業者やオンラインショップ、実店舗など購入ルートを確認し、まとめ買いや納期管理を計画することが大切です。また、 コスト管理を意識することで、開業準備全体の効率化や資金計画の安定にもつながります。

これらの手順を踏むことで、整骨院開業に向けた消耗品・備品の準備を漏れなく計画的に進めることが可能です。

2. 【使用場所別】整骨院の開業に必要な消耗品・備品リスト

整骨院によって広さや部屋数は異なるものの、「玄関」「受付・待合室」「トイレ」「施術室」「スタッフルーム」はどの規模の整骨院でも共通して設ける場所となるでしょう。

複数の場所ごとに必要な物を書き出す作業は決して簡単ではなく、後になって書き忘れ・買い忘れが発覚するケースも少なくありません。

ここからは、整骨院の開業に必要な消耗品・備品のリストを、エリアごとに分かりやすくまとめます。整骨院に必要な物品をできる限りスムーズに揃えるためにも、ぜひ参考にしてください。

2-1. 玄関

整骨院の玄関は、 お客さんが最初に目にする場所であり、清潔感と安心感を与えるための消耗品・備品が求められます。 主な消耗品・備品例としては、下記が挙げられます。

● 靴箱

● 靴べら

● 傘立て

● スリッパ

● 玄関マット

● アルコール

● 案内サイン など

上記はあくまで必要最低限の物品であり、これだけでは殺風景になりがちです。整骨院のコンセプトや雰囲気に合わせて、観葉植物や小物、季節の装飾品などを用意するのも良いでしょう。

また、 スリッパは使用後の清掃や交換も考慮し、1日の来院人数よりやや余裕をもった数を用意することが大切 です。これらの備品は業務用品通販やオフィス用品店でも購入可能で、購入先によってはまとめ買いでコストを抑えることもできます。

2-2. 受付・待合室

整骨院の受付・待合室は、 来院したお客さんが比較的長く過ごす場所であり、居心地の良さ・快適さと利便性を意識した消耗品・備品が求められます。 受付カウンター側と待合室側における主な消耗品・備品例は、下記の通りです。

受付カウンター側
  • カウンター
  • デスク
  • チェア
  • PC
  • 電話
  • プリンター
  • 名刺
  • 診察券入れ
  • マイナ保険証用カードリーダー
  • カレンダー
  • カルテラック
  • 各種事務用品 など
待合室側
  • 時計
  • エアコン
  • モニター
  • オーディオ設備
  • 消毒液
  • 各種文具(バインダー・用紙・ペン)
  • 待合用チェア・ソファ
  • 雑誌・絵本・パンフレット
  • マガジンラック
  • 空気清浄機
  • 芳香剤
  • ゴミ箱
  • ブランケット
  • 各種掲示物・ポスター など

待合室のチェアやソファは、来院人数を見越して余裕をもって配置すると良いでしょう。雑誌・絵本・パンフレットは、主なターゲット層を意識して適切なジャンルを揃え、定期的に入れ替えることも重要です。

また、 院内ルールや施術メニュー表、感染症対策を記載した掲示物を「どの席に座っても目立つ場所」に設置しておくと、来院者への案内と安心感の両立につながります。

2-3. トイレ

トイレは 清潔感が特に求められ、備品が揃っているかどうかで整骨院の印象を大きく左右する場所 と言えます。整骨院内のトイレに必要な消耗品・備品例は、下記の通りです。

● トイレットペーパー

● ハンドソープ

● ペーパータオル

● 消臭剤

● ゴミ箱・サニタリーボックス

● 掃除用具

● 鏡 など

トイレは来院者の印象に直結するため、消耗品は常に余裕をもって揃えておくことが重要です。また、トイレは水まわり設備の中でも特に汚れやすい一方で、こまめに清掃するのは難しい場所でもあるため、目立つ場所に「手洗いのお願い」などの注意書きを掲示しておくのも良いでしょう。

2-4. 施術室

施術室は 整骨院の中心となる場所で、施術の質を支える消耗品・備品が必要となります。 主な消耗品・備品例は、下記の通りです。

● マット

● 脱衣かご

● 施術ベッド

● まくら

● バスタオル・フェイスタオル

● 包帯・ガーゼ

● テープ

● 手袋

● マッサージオイル

● 消毒液

● 骨格模型

● 計測機器・補助具

● シャウカステン

● ゴミ箱 など

施術室で使用する消耗品においては、 衛生管理が最優先 です。タオルやシーツは施術回数に応じて十分な数を用意し、洗濯や交換がスムーズに行える体制を整えましょう。

また、症状ごとの施術に必要な備品を考えることも重要なポイントです。整骨院では、骨折や打撲、捻挫などの症状によって使用する施術用品も異なります。症状ごとの施術内容を具体的にイメージすることで、どのような備品が必要となるかをスムーズに把握でき、必要数の過不足を防ぐことができます。

さらに、施術室内の収納や配置も効率良く整理することでスタッフの動線が確保され、結果として施術時間の短縮や快適な施術環境の提供につながるでしょう。

2-5. スタッフルーム

スタッフルームは、 従業員が休憩や事務作業を行う場所で、快適さと業務効率を意識した消耗品・備品が必要です。 スタッフルームに揃えておくべき主な消耗品・備品例としては、下記が挙げられます。

● テーブル

● チェア

● キャビネット

● ロッカー

● カレンダー

● 冷蔵庫

● 電子レンジ

● ゴミ箱

● 各種掃除用具(ほうき・ちりとり・ぞうきん・バケツ・掃除機など)

● 各種文具(クリアファイル・連絡用ノート・ペン・はさみ・のり・ホッチキスなど)

スタッフルームには、テーブルやチェア、ロッカーなどの大型家具や冷蔵庫・電子レンジなどの電化製品も必要ですが、それ以上に掃除用具や各種文具など、細かい備品の準備も欠かせません。抜け漏れを防ぐためには、 「家具」「電化製品」「衛生用品」「文具」といったカテゴリに分けて整理することが不可欠 と言えるでしょう。

また、整骨院の広さによっては、スタッフルームと院内で使用する消耗品・備品をまとめて保管する「倉庫」を兼ねるケースもあります。この場合、ストック量を考えるとかなりのスペースが必要になるため、適切なサイズの棚や収納ボックスを用意して整理することも大切です。

整理整頓されたスタッフルームは、休憩や事務作業の効率を高めるだけでなく、消耗品の管理や補充作業をスムーズにする効果もあります。

まとめ

整骨院を開業する際には、院内の各エリアごとに必要な消耗品や備品を整理し、スムーズに業務を開始できる環境を整えることが大切です。

玄関や待合室、施術室、スタッフルームなど使用場所ごとに準備すべき物品を把握し、数量や購入先を計画的に管理することで、開業初日から安心して運営できるでしょう。

全国統合医療協会では、整骨院の開業準備から経営支援まで幅広くサポートしています。これから整骨院の開業を検討している方・整骨院経営に不安を感じている方は、ぜひお気軽にご相談ください。

この記事の監修者

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中村 崇男

昭和44年東京生まれ。昭和63年都内整骨院を勤務し、東京柔道整復専門学校を卒業後、平成23年一般社団法人全国統合医療協会を設立。鍼灸師・柔道整復師の社会的地位と健康医療福祉の更なる向上を目標に幅広い分野で活動中。
一般社団法人全国統合医療協会理事長
公益財団法人明徳会清水ヶ丘病院理事長