【整骨院の税金と領収書】患者さんからインボイス対応しているか問い合わせがあった場合について解説
目次
インボイス制度が開始されました
2023年10月1日より始まったインボイス制度ですが、いわゆる課税事業者と免税事業者の違いや取引の仕方、どの程度理解しているか等個人差がある事が想定されます。
治療家様にとっては、保険診療はそもそも課税売り上げの対象ではないものの、近年では事業のコンセプトも多様化している為、特に治療目的でない自由診療や、
物販(スキンケアやホームケア用品など)については利用者側から領収書での登録番号を求められるケースが出てくると考えられます。
万が一そのような問い合わせがあった場合、正しい対応をする事で信頼関係の構築に貢献し、長いお付き合いの患者さんになる可能性が高いと言えます。
なぜなら、聞くという行為自体が、可能であればあなたの治療院に通いたいという意思表示だからです。
正しく対応して、地域で愛される治療院を目指しましょう。
▼整骨院向けのインボイス制度について詳しくはこちら▼
【整骨院と治療家の経営と資金】インボイス制度について解説
(作成:全国統合医療協会)
患者さんにインボイス対応の領収書を求められた時の対応
基本的な対応として保険診療・治療目的の自由診療なら医療費控除の申請になるため対応する必要がありません。
美容鍼やリラクゼーション目的の自由診療に対しては、利用者側が課税事業者で、研究目的などの利用である場合、別途領収書を発行します。
レセコンの表示対応について
レセコン自体の表示対応については、今のところ対応していないレセコン会社が多い印象です。
全国統合医療協会のオリジナルレセコン【メディネスプロ】に関しても現時点では対応していません。
領収書の具体例な発行例
手書き対応の場合、登録番号を手書きで記載しても問題ありません。
(出典: ヒサゴ領収書(製本タイプ )
具体的な参考ページについて、下記のページでは、領収書とレシートどちらが良いか等わかりやすく解説しています。
マネーフォアード インボイス制度・適格請求書等領収書等保存方式では領収書とレシートどっちが良い?
インボイス制度対象でない個人整骨院が大半を占める現状についてまとめ
主に個人を相手に経営をしていて、保険証を取り扱っている整骨院に関しては、そもそもがインボイス対応が不要な場合が多く
今後どの程度混乱が予想されるかは不透明なところではあります。
一般で来院する患者さんの中にも、何となく課税事業者なのですか?等対応を求められたり、物価高などの要因で消費意欲が減少する事により集客に影響することも考えられます。
そんな時は、正しい対応をすることによって患者さんの信頼を獲得しましょう。
何となく回数券が販売しにくくなった。何となく客足が遠のいた等ございましたら、お気軽にご相談ください。
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