接骨院(整骨院)スタッフのモチベーション低下の原因と高める方法

2024.04.17
接骨院(整骨院)スタッフのモチベーション低下の原因と高める方法
接骨院(整骨院)で働くスタッフのモチベーションは、良くも悪くも院にさまざまな影響を与えます。モチベーションは仕事の質や売上を左右するため、普段からスタッフの様子はしっかりチェックしておきましょう。 スタッフのモチベーションが下がっていると感じる場合は、悪い影響が出る前に対策を講じる必要があります。 今回は、接骨院で働くスタッフのモチベーションが下がる要因とモチベーション低下による影響について解説します。モチベーションを高める方法も紹介するため、ぜひ参考にしてください。

接骨院オーナー必見!スタッフのモチベーションが下がる5つの要因

そもそもモチベーションとは、行動する上での動機付けや目的意識を意味する言葉です。仕事に限らず、スポーツの練習や勉強などを続けるためには欠かせないものと言えるでしょう。 モチベーションとひとくちに言っても、具体的には「内発的モチベーション」と「外発的モチベーション」の2種類があります。
内発的モチベーション 自身の内側から出る意欲 「~になりたい」
「~を実現したい」など
外発的モチベーション 外部から与えられる意欲
「お金のため」「生活のため」など
ここからは、接骨院で働くスタッフのモチベーションが下がる主な要因を5つ解説します。

能力・成果を正しく評価してもらえない

自分の能力や仕事の成果を正しく評価してもらえない状況は、スタッフのモチベーションが下がる原因の1つです。 正しい評価は外発的モチベーションに分類されます。「経験を積んでも役職が変わらない」「仕事ぶりを認めてもらえない」など、能力や成果を評価されないことに不満を抱くケースは少なくありません。 スタッフの仕事ぶりを正しく評価するために、あらかじめ明確な評価基準を設ける必要があります。

仕事のやりがいを見出せない

仕事のやりがいを見出せない職場環境は、スタッフのモチベーションの低下が起こりやすくなります。 仕事のやりがいを見出せない職場環境の特徴は、下記の通りです。
やりたい仕事を任せてもらえない 仕事が忙しすぎる 仕事内容が毎日同じことの繰り返し
やりがいを見出せない状況が続くと、職場に不満を感じやすくなります。

人間関係が良くない

院内の人間関係が、モチベーションの低下につながるケースもめずらしくありません。スタッフ同士の人間関係は、内発的モチベーションと外発的モチベーションの両方に大きく影響します。 人間関係が良くないと、業務に集中できなくなったり連携がうまくいかなくなったりして仕事に悪影響をきたします。上司との関係に問題がある場合は、正しい評価を得られなくなる可能性もあるでしょう。 スタッフが快適に仕事に向き合えるように、職場のスタッフ同士の人間関係に目を向けることが大切です。

キャリアプランがない

「将来のビジョンを描けていない」「働く目的や目標が定まっていない」など、キャリアプランがないスタッフは、仕事に対するモチベーションが低下しやすくなります。中には、もともと描いていたキャリアプランがさまざまな理由で崩れてしまうケースもあります。 スタッフのモチベーションの低下を防ぐには、キャリアパスの提示やキャリア支援などのサポートも必要です。

給料が低い

給料は、外発的モチベーションを向上させる要素の1つです。自己評価に見合った給料が支払われていない場合、モチベーションは大きく低下するでしょう。 「残業代が適切に支払われない」「仕事ぶりが給料に反映されない」など、給料面への不満が大きくなるにつれて、モチベーションは低下しやすくなります。

【接骨院】スタッフのモチベーション低下による影響

接骨院で働くスタッフのモチベーションが低下すると、さまざまな悪影響を及ぼします。小さな影響でも積み重なると経営に大きなダメージを与える可能性があるため、十分注意しましょう。 スタッフのモチベーション低下による主な影響は、下記の通りです。 ●仕事意欲の低下 モチベーションが低下したスタッフは、「仕事を頑張ろう」「患者さんのためにできることを考えよう」という意欲が湧きにくくなります。 仕事への意欲が低下すると、最低限の仕事しかしない受動的な働き方になることが特徴です。他のスタッフとの連携にも支障をきたしやすくなり、院の雰囲気が悪くなるリスクもあります。 自発的な行動が少なくなったりチームワークが悪くなったりすることは、お客さんの満足度低下につながるため注意が必要です。 ●ミスの増加 モチベーションが低下したスタッフは、ミーティングでの確認事項や施術時の注意点を失念するなどのミスが増加します。作業を省略してミスが起こることもあれば、注意力の低下により意図せずミスが起こる場合もあるでしょう。 また、ミスをカバーするために他のスタッフにも負担がかかります。負担が大きくなれば、周囲のスタッフのモチベーションに影響して悪循環に陥る可能性があります。 ●退職リスクの上昇 モチベーションが低下して転職に至るケースは少なくありません。スタッフ不足により他のスタッフへの負担が大きくなることもあるでしょう。万が一、唯一の施術管理者がモチベーションの低下により退職した場合、健康保険を取り扱うことができなくなります。 スタッフの確保ができずに閉院せざるを得なくなる可能性もあるため注意しましょう。特に、施術管理者の不在は深刻な問題です。

【接骨院】スタッフのモチベーションを高める方法3選

接骨院の経営安定化には、スタッフのモチベーションの向上と維持が欠かせません。スタッフのモチベーションを向上させるには、主体的に行動できるような仕組みを作ることがポイントです。 ここからは、接骨院で働くスタッフのモチベーションを高める方法を3つ解説します。

各スタッフに目標を設定してもらう

モチベーションを高めるには、各スタッフに目標を設定してもらうのが効果的です。まずは接骨院オーナーが長期的な目標を立て、最終ゴールに向かうための小さな目標をスタッフに設定してもらいます。 オーナーやスタッフが共に向かうべき方向性を明確にし、一人ひとりの目標達成までの進捗を見える化しましょう。定期的にミーティングを行い、成果を検証したり目標に対するフィードバックを行ったりすることも大切です。

院内のコミュニケーションを活性化させる

院内の人間関係がうまくいかない状況や雰囲気の悪さは、スタッフのモチベーション低下を導きやすくなります。スタッフが快適に働ける職場を目指すために、院内のコミュニケーションを活性化させましょう。 スタッフ同士が交流できる場を定期的に設けたり、定例ミーティングを実施したりするのも1つの方法です。風通しの良い職場環境は、悩みを抱えたスタッフが他のスタッフに相談しやすくなり、悩みの早期解決につながります。

外部の研修システムを導入する

スタッフのモチベーションの向上には、外部の研修システムの導入もおすすめです。モチベーションの向上だけでなく、スタッフ育成を同時に行うことも可能です。 外部の研修システムを活用すると、スタッフは普段の仕事では習得できないスキルや能力も効率良く身につけられます。管理者向けの研修も充実しているため、施術管理者へのキャリアアップや、キャリアアップによる昇給も目指しやすくなります。 ただし、外部の研修システムを導入するには費用がかかります。オーナーは費用面の負担が発生するものの、スタッフや施術管理者の能力の底上げにつながる点は大きなメリットです。施術管理者候補を育成しておくことで、施術管理者の突然の退職による閉院リスクも回避できるでしょう。 全国統合医療協会では、接骨院向けのコスパの良い研修システムを提案しています。スタッフのモチベーション管理やスタッフの育成、経営リスク管理の面で役立つサポートを探している方は、ぜひご検討ください。

まとめ

接骨院で働くスタッフのモチベーションは、「正しく評価されない」「やりがいを見出せない」などの理由で低下することがあります。スタッフのモチベーションが低下すると、ミスが起こりやすくなったり退職リスクが高まったりするため、悪い影響が出る前に対策を講じることが大切です。 スタッフのモチベーションの向上を目指すには、目標の設定やコミュニケーションの活性化などの方法があります。外部の研修システムを導入するのも効果的です。「スタッフのモチベーションを高めたい」「スタッフ育成に力を入れたい」という方は、全国統合医療協会にご相談ください。

この記事の監修者

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中村 崇男

昭和44年東京生まれ。昭和63年都内整骨院を勤務し、東京柔道整復専門学校を卒業後、平成23年一般社団法人全国統合医療協会を設立。鍼灸師・柔道整復師の社会的地位と健康医療福祉の更なる向上を目標に幅広い分野で活動中。
一般社団法人全国統合医療協会理事長
公益財団法人明徳会清水ヶ丘病院理事長