整骨院の集客に有効なSNS6選|運用を成功させるためのポイントも

2023-09-04

整骨院の経営を成功させるには、SNS運用が効果的です。整骨院の開業を考えている方や開業したものの集客が伸び悩んでいるという方は、SNS運用にも力を入れてみましょう。

SNSによって利用者層や使い方に違いがあるため、提供するサービス内容に合わせて使い分けが必要です。まずはSNSごとの特徴を理解して、自院のターゲットユーザーに適したものを選びましょう。

今回は、SNS運用の基本知識と整骨院の集客に有効なSNSについて解説します。運用ポイントや成功のコツも紹介するため、ぜひ参考にしてください。

【整骨院】SNS運用による集客の心構えと基本手順

SNSは手軽に始められることもあり、整骨院でも取り入れやすい集客方法です。一方で、SNS運用は即効性がある集客方法ではないため、なかなか効果を実感できずにいるケースも多く見られます。

SNS運用で集客につなげるには、フォロワーの獲得が必須です。フォロワーの獲得には時間がかかるため、すぐに効果が出始めるわけではありません。まずはフォロワーの獲得を最初の目標として、無理せずコツコツと運用を続けましょう。

SNS運用の基本手順は、下記の通りです。

1 プロフィール作成
2 自院のアピール
3 来院のきっかけづくり
4 口コミ発信の依頼

プロフィールの内容でフォローを決めるユーザーが多いため、「どこで」「どんな」「何を」が伝わるプロフィールを意識すると自院の認知度アップにつながります。来院のきっかけづくりには、役立つ情報やキャンペーン情報の発信もおすすめです。

整骨院の集客に有効なSNS6選|特徴・運用ポイントも

SNSは、若年層から中高年までさまざまな年代に利用されています。そのため、SNSの種類が多すぎて何を選ぶべきか悩んでしまう方も少なくありません。

ここからは、6つのSNSの特徴とメインユーザーの傾向、運用のポイントを詳しく解説します。

(1)X(旧:Twitter)

Xは、テキストだけでなく写真や動画の投稿もできるSNSです。文字投稿は140字以内がルールで、考えていることや情報を発信できる手軽さが人気を集めています。

リツイート機能により情報が拡散されやすいことから、1投稿で幅広い世代のユーザーに自院の魅力を伝えることができます。

Xの利用率は45%を超えています。特に20代のユーザーが多く、利用率は78%です。20代を中心とした10~40代のユーザーにアピールしたいときに効果的です。
(出典:総務省「令和4年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書<概要>」/https://www.soumu.go.jp/main_content/000887659.pdf

整骨院集客のためにXを活用するときは、拡散力を活かすために親しみやすさやユーモアのある内容を意識しましょう。トレンド入りしているキーワードの中から整骨院と相性が良いキーワードを選んで、組み合わせて投稿するのも効果的です。

(2)Instagram

Instagramは、画像と動画をメインに投稿できるSNSです。画像なしでも投稿できるXとは異なり、必ず画像または動画を添付する必要があります。

ハッシュタグを付けてキーワード検索ができるため、情報収集のツールとしても人気です。

Instagramの利用率は50%を超えており、幅広い年代が利用していることが分かります。特に10~30代のユーザー層が厚く、10~20代の利用率は70%以上です。
(出典:総務省「令和4年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書<概要>」/https://www.soumu.go.jp/main_content/000887659.pdf

整骨院集客にInstagramを活用するときは、キャンペーンやハウツー情報を動画やイラスト付きで発信しましょう。施術内容や院内の様子を視覚的に伝えることで、ユーザーが接骨院の雰囲気をイメージしやすくなります。

ビジネス感を前面に押し出すと堅苦しい雰囲気になるため、親しみやすさを出すためにスタッフのオフショットなどを投稿するのもおすすめです。

(3)LINE公式アカウント

LINE公式アカウントは、情報の発信やサービスチケットの配布などができるSNSです。LINEを連絡ツールとして活用している方が多く、効率良く情報発信ができます。

1対1のチャット機能もあり、個別に来店予約を受けたり問い合わせに対応したりできることも魅力です。

LINEの利用率は94%となっています。10~50代の利用率はそれぞれ90%以上で、幅広い年代に浸透していることが分かります。
(出典:総務省「令和4年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書<概要>」/https://www.soumu.go.jp/main_content/000887659.pdf

キャンペーン情報の一斉送信やお客様のアフターフォローなど、LINE公式アカウントの活用方法はさまざまです。

投稿やチャットでのやり取りは、簡潔なメッセージのやり取りを意識しましょう。長文は読みにくい印象を与えるため、数回に分けてメッセージを送ることがポイントです。

(4)Facebook

Facebookは、長めのテキスト以外に画像や動画も投稿できるSNSです。実名での登録となるため、匿名性が低く信頼性のある投稿が多いと言えます。

Facebookの利用率は29.9%で、他のSNSよりユーザー数が少ない傾向にあります。ただし、30代は利用率が46%で他の世代に比べると利用率が高いことが特徴です。
(出典:総務省「令和4年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書<概要>」/https://www.soumu.go.jp/main_content/000887659.pdf

30代をターゲット層としたサービス展開を考えているときは、Facebookを上手く活用すると集客につなげられます。信頼性の高さを利用して、口コミの共有や施術メリットのアピールに活用するのがおすすめです。正確かつ有益な情報発信を意識することも重要と言えるでしょう。

(5)YouTube

YouTubeは、動画や音声をメインに投稿できるSNSです。12時間までの従来の動画タイプと60秒までのショートタイプの2種類があります。

従来の動画タイプは、投稿までに撮影機材や編集アプリなどさまざまなツールが必要です。ショート動画であれば、撮影から投稿までをスマホ1つで完結します。

YouTubeの利用率は87%を超えています。幅広い年代で利用率が高く、10~30代の利用率は94%以上です。
(出典:総務省「令和4年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書<概要>」/https://www.soumu.go.jp/main_content/000887659.pdf

YouTubeは、写真やテキストでは伝えきれない部分をアピールしたいときに便利です。院内の雰囲気やレイアウト、スタッフの人柄などがリアルに伝わる動画づくりを意識しましょう。

YouTubeのみで集客を目指すのであれば、週に1回は投稿してユーザーに周知してもらう機会を増やしましょう。

2-6. (6)TikTok

TikTokは、数秒から最長10分までのショート動画をメインに投稿できるSNSです。投稿すると「おすすめ」や「トレンド」に表示されるため、フォロワーが少ない時期でも情報を拡散しやすいと言えます。

また、動画視聴後に商品購入やサービス利用をするユーザーが多く、集客媒体への誘導もスムーズです。

TikTokの利用率は28%で他のSNSに比べるとユーザー数が少ない傾向にあります。しかし、10代の利用率は66%、20代の利用率は47%で比較的高い利用率です。
(出典:総務省「令和4年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書<概要>」/https://www.soumu.go.jp/main_content/000887659.pdf

整骨院集客のためにTikTokを活用するときは、ビジネスアカウントでの投稿がおすすめです。ビジネスアカウントを活用すると、投稿やアカウントを分析してくれるため効果的な集客を目指せます。

また、プロフィール情報の追加が可能になるため、誘導したいSNSのリンクを貼り付けて集客率を高めることもできます。

整骨院が集客に向けたSNS運用を成功させるためには?

整骨院がSNS運用を成功させて集客につなげるには、次の2つを意識することが大切です。

顧客ニーズに適した情報を継続的に発信する
少なくとも週に2~3回以上は更新する

近隣住民やターゲット層に興味を持ってもらうためには、地元に関連する情報や身体のケア方法など顧客にとってメリットがある情報を継続的に発信することがポイントです。

また、更新頻度が少ないとユーザーの興味が薄れやすくなるため、週に2回は更新できるように取り組みましょう。

まとめ

気軽にSNS運用を始めたい方には、XやLINE公式アカウントがおすすめです。動画で視覚・聴覚的に情報を届けたいときは、Instagram・YouTube・TikTokが効果的です。

年代によって使用しているSNSに違いがあるため、ターゲット層の年代に合わせてSNSを使い分けましょう。10~20代にはInstagram・Instagram・TikTok、30代にはFacebookの活用が適しています。全年代に幅広くアプローチしたいときは、LINE公式アカウントやYouTubeの活用も検討してみましょう。