整骨院における時間単価の重要性

整骨院における時間単価の重要性

こんにちは。全国統合医療協会のスタッフブログです。
整骨院を運営していく中で、患者さんの時間単価を上げるという方法があります。時間単価を上げるとどのようなメリットがあるのでしょうか。
今回は、経営整骨院の時間単価について深堀していきたいとおもいます。

 

整骨院における時間単価とは

そもそも時間単価とはなにかご存知でしょうか。
例えば、同じ施術効果を出して3000円だったとしましょう。
効果を出すために30分かかった人は時給6,000円、
15分で効果が出せる人は時給12,000円の人材ということになります。

つまり【短時間で同じ効果を出せる人】が時間単価が高いということになります。

では、どうしたら時間単価が高い人になれるのでしょうか
次の見出しからそちらについてご紹介していきます。

時間単価を上げるには

現状の一人当たりの時間単価を洗い出す

時間単価を把握せずなんとなくで院の運営をしている先生を多くみかけますが、スタッフの人数に対して患者様が少なければ、それは時間単価以前に人件費の無駄になります。
実は時間単価を上げたほうが新規の獲得で売り上げを立てるより簡単です。
なぜなら、もうすでに通ってくれていて信頼関係もある程度あるからです。

では、現状の30分の単価はいくらですか?
保険+整体で3000円くらいだとします、施術中は先生は手が離せないので一見これ以上単価を上げるには料金を上げるしか方法がないようにみえます。
ですが例えば手を離せる機械を使ってみたらどうでしょうか。
前後の取り外しの時間さえ確保しておけば、ほかの患者様を施術しながら効率よく時間単価を上げることができます。


表1

時間 12:00-12:30 12:30-13:00 売上金額
ベッド① 整体 空き時間 3,000
ベッド② 整体 空き時間 3,000

条件:施術者二人稼働

 

表2

  12:00-12:30 12:30-13:00 売上金額
ベッド① EMS 整体  6,000
ベッド② 整体 EMS 6,000

条件:施術者一人稼働+物療


表1で施術者一人当たり3,000円
表2で施術者一人当たり6,000円
簡単に一人当たりの時間単価をみても2倍の差があることが歴然です。

 

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スタッフのスキルを精査する

スタッフ一人ひとりの施術スキルは把握していますか?
施術の精度、施術のスピードは患者様の満足度だけでなく時間単価にも影響します。
同じ施術で同じ効果ならば施術スピードが速いに越したことはありません。
従事するスタッフのスキルを考慮した上での患者様の予約管理が鍵になってきます。
施術に30分かかっていたのを25分にするだけで、EMSの取り外しの時間が取れるようになります。
また新人スッタフが育つまで現場に出さないのではなく、施術に差が出ない機械を導入してまずは患者さんとのコミュニケーションをたくさんとってもらうということも大切です。
いかに機械と人をうまく活用するかが売り上げを伸ばす一つのカギになってきます。

院の整備品の稼働率を算出する

先生の治療院にはいくつ機械がありますか?
オープン時に何となく導入はしたけど全然使っていない、そもそも機械の活用の仕方がわからない。そんな先生を多くみかけます。
せっかく高い投資をしたのに手持無沙汰では意味がありません。
たとえば、EMSなら一回30分として一日に何回稼働していますか?
9:00-18:00の営業時間だとしたら10回以上は使っていたいものです。
それ以下の場合は、簡単に売り上げをのばすことができます。
簡単にと言ってもやみくもに患者様に提案してはうまくいきません。
提案の仕方や時間配分などをしっかりフローをつければ新規よりは簡単にという意味です。
弊会では機械の販売だけでなく、そこまでのサポートをしております。
先生の院のコンセプトや状況に合わせた提案を、整骨院勤務経験のある担当がしっかりサポートさせていただいております。

スタッフ一人あたりの生産性を把握する

機械の稼働率の把握だけでなく、スタッフ一人あたりの生産性も算出することによってさらに院の現状を知ることができます。
先ほどの機械の稼働率と同じように算出してみてください。
そうすると、どのスタッフがどのくらい余力があるのかがわかり
それをもとに今後の売り上げを伸ばすためにつかえる労力と時間を算出できるようになります。


院の運用方法を見直す

現在の院の運用はいつから行っていますか?
世間のニーズにあっていますか?
院を何年も運営していると、ずっとこのやり方でやってきたから。これ以外にやり方がわからないから。変えるのが面倒だから。とオープン当初から運営方法が変わっていないところをおおくみかけます。
もちろん、そのやり方で売り上げが安定してだせていて集客も問題ないのでしたらそのままでも大丈夫です。
ですが、オープンから何となく売り上げが伸びない、集客が落ちているのにも関わらずそのままではいけません。
先生の院の立地による患者様の傾向やニーズは4多種多様です。
その院の地域にあった院運営を随時行っていき、必要に応じて変えていかなくてはいけません。整骨院や鍼灸院はいまではコンビニエンスストア以上の数になっているのですから、生き残っていくには必ず定期的に見直す必要があります。
まずは、現在来ている患者さんの年齢層や悩みの傾向を書き出してみてください。
その後、先生の院の周りにどのようなコンセプトの整骨院や鍼灸院がありますか?
周りの院との差別化をすることが重要になります。
先生の院はコンセプトは確率していますか?
ここ最近はリラクゼーション業界も拡大してきているため、周りの院との差別化はもちろんリラクゼーションとの差別化も必要です。
まずは現状の院を把握するところからが、売り上げを伸ばす第一歩になります。

まとめ

ここまで整骨院業界の現状やありがちなことを含めてお話してきましたが、まずは現状の把握をすること。そこから始めてみてください。
その後のコンセプト決めや時間単価を上げるためのノウハウは、全国統合医療協会にご相談いただければ先生にベストなご提案をさせていただきます。
開業はしてみたけど何をしたらいいかわからない、レセプトの書き方がわからない等
どのようなことでも相談いただければ先生のご希望の場所までお伺いさせていただきます。
全国統合医療協会は各院様に担当を設けており、担当とLINEでもつながれるためいつでもどこでもお気軽にご質問やご相談をお受けできます。
心配なことがあれば、LINEやお電話だけでなく直接先生にお会いしにいきます。
オンラインで済まさず、オフラインでのつながりも大切にしている全国統合医療協会だからこそできることがたくさんあります。
現在の会員さんは1000院を超えており、おかげさまで紹介でのご入会も多くいただいております。
全国統合医療協会に入会する、しない関係なく、ご相談は無料で行っておりますので開業に迷われている方はぜひ一度お問い合わせください。
入会後のサポートまでしっかりさせていただきます!

 

 

この記事の監修者

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中村 崇男

昭和44年東京生まれ。昭和63年都内整骨院を勤務し、東京柔道整復専門学校を卒業後、平成23年一般社団法人全国統合医療協会を設立。鍼灸師・柔道整復師の社会的地位と健康医療福祉の更なる向上を目標に幅広い分野で活動中。
一般社団法人全国統合医療協会理事長
公益財団法人明徳会清水ヶ丘病院理事長